建て方
2016年07月04日
今日も暑いですね><
昨日アクアトトと日本昭和村を歩きまわり、大分日に焼けてしまいました!
今週、上金地区で建て方を行います。
工事期間中、騒音や埃等で御近隣の皆様には御迷惑をお掛けしてしまうと思われます。
私共として最善の努力し、安全作業を心掛けいたしますが、あわせて皆様の御理解とご協力をお願いする次第でございます。
知っている方は多いかもしれませんが、
今回、建て方(たてかた)の建築工事の流れについて説明します。ここで説明するのは木造軸組工法(在来工法)の2階建てです。建て方とは、土台、柱、梁と施工していき、棟上げするまでの工程を指します。
※土台までの仕上げは建て方当日より前に組んでおきます^^
まず、1階部分の土台の上に柱を立てていきます。
1階の土台から2階の天井部にある軒桁まで通す柱が通し柱で、1階の土台から2階の床部にある胴差までの柱が管柱です。
この胴差から軒桁までの柱も管柱です。ちなみに、柱の間に設けるものを間柱と言い、柱の二つ割の寸法の材料です。土台と柱は、ホールダウン金物(左写真)やアンカーボルト、L字金物で緊結します。
サッシが入る位置(窓の位置)には、窓の枠組みを作ります。窓の上端の部分が窓まぐさ、下端の部分が窓台です。
そして、胴差(どうさし)や梁といった横架材で柱と柱を水平方向につないでいきます。このとき、柱と梁は羽子板ボルト(左写真)でしっかりと留めます。
上記と同時に1階では仮筋交いを設置しておきますが、次の工程へ進む前に、柱の垂直を確認して傾きを直し、仮筋交いも調整しておきます。
次に、2階の構造用合板(剛床)を張っておいてから、2階部分の胴差から軒桁までの柱(管柱)を設置していきます。2階の柱を立てれば、桁や梁といった横架材で柱を水平方向につないでいきます。
2階の天井部の梁(小屋梁)から上に、小屋束・母屋、垂木(たるき)、火打ち梁、棟木、野地板と設置しておきます。これらを小屋組(左写真)と言います。棟木まであげれば、いわゆる上棟(棟上げ)です。
このような工程を踏まえ、しっかりと建て方をやらせていただきます!